ゆこう(柚香)とは

人口約1300人の小さな町である徳島県上勝町で ”ゆこう” は栽培されています。
”ゆず”と”だいだい”が自然に交配してできた柑橘と言われています。
生産量の少なさ、玉売りされることはほぼないため、”幻の果実”と呼ばれています。
徳島県内でも知名度は低く、「初めて聞いた。見たことがない。」と言われるほど。
しかし、料理人界隈では"幻の食材"として、認知度は高く、なんとも不思議な果実。

知る人ぞ知る ”ゆこう” の味
やわらかい酸味×まろやかな甘味を兼ね備える。
最初に酸味がきて、後味にまろやかな甘さがくる
味わった人にしかわからないこの味。
料理人が認めた、素材の味を最大限活かす”ゆこう”の味。



ゆずの酸味、だいだいの甘みが掛け合わさってできた、いいとこ取りな"ゆこう"。
上勝町民は、すし酢としてゆこう果汁を使ったり、
郷土料理「かき混ぜ寿司」や焼き魚や肉にかけて食べるなど、古くから親しんできました。
一家に一瓶以上のゆこう果汁があるらしく、家庭によっては、ゆず果汁とブレンドして、
ぽん酢などの利用されたりといろいろな使い方があります。

四国で一番小さな町
徳島県 上勝町
人口は約1300人。
上勝町は、いわば山間部という
柑橘の栽培に適した場所です。
ゆず、すだち、ゆこうの
香酸柑橘の生産が盛んな町。
その中でも「ゆこう」の生産量は、
生産量全体の半数以上を誇り、
上勝町で愛されている柑橘の一種です。
収穫時期は10月から





あまり熟していない緑色の状態から収穫が開始されることもあり、
熟してくると黄色く着色し、完熟するとオレンジ色にまでなります。
ゆこうは、棘がほとんどなく、初心者でも収穫しやすいのが特徴です。
大きさは、すだちのような小さなサイズもあれば、ゆずのような大きいサイズのものまであります。
大体は、みかんと同じサイズが多いです。
ゆこう果汁を使った加工品は40種類以上!?


徳島県内にあるゆこう果汁を使った加工品を調査した結果、
40種類以上の商品数がありました。
最も多かったのは調味料、そのほかにはシロップやスイーツにも幅広く使われ、
ゆこう果汁が使いやすいということがわかりました。
今後、ゆこうの看板商品ができたら、もっと知名度が上がるのではないでしょうか。